発達性ディスクレシアとは
こんにちは!
今回は発達性ディスクレシアについてお話しいたします。
発達性ディスクレシアとは
発達性ディスレクシア(Developmental Dyslexia)は、文字の読み書きが苦手である学習障害(LD)の一種です。
音韻処理困難があり、表記された文字とその読み(音)の対応が自動化しにくく、それを司る脳機能の発達が未熟であるとされています。
全般的に知的発達に遅れはありません。
似た形の文字の角度などを間違える、漢字の細部を間違えるなどの症状がみられます。
【症状】
- 文字をすらすら読むことができない
- 文字を読むのに時間がかかる
- 誤読や逆読が多い
- アルファベットや単語の順序を覚えるのが難しい
- 読みだけではなく、書く時も困難さがあることがほとんど
読み書きが困難なことで自信を失い、学習の遅れや意欲低下、心身の不調につながる人もいます。
生まれつきのものなので、一人一人に合った学習方法で「こうすればできる」「わかる」経験を積み重ねていくことが必要です。
診断があるから配慮をするのではなく、少しでも「特性がある」と思った時点で配慮をして学習を進めていくことが重要です。
【おすすめの学習の配慮】
- 拡大コピーをして文字を大きくする
- 読み仮名をふるなど読みやすくなるようにする
- 自分で読むことがしんどい場合は、代読してもらう
- 紙の色やタブレットの背景の色を変えるなど見やすくする。
- 声に出して勉強する
- 文の区切りに/を引く
- スマートフォンやタブレットを活用する
- 読み書きのトレーニングや視覚機能を高めるためのビジョントレーニングを行う
- ICT機器(音声入力、タッチタイピングなど)を用いる
- 得意なスキルを伸ばす
当塾ではさまざまな学習トレーニングや配慮をしています。
診断の有無に関わらず、困難さがみられるお子さまに合わせて学習しています。
小学生の間であれば、様々なトレーニングを取り入れやすいですので、低学年の時点から通塾いただけると嬉しいです。
【ろすい塾での学習事例】
・図形の点つなぎ・模写
・めいろ、まちがいさがし
・ひらがな、カタカナ、漢字のなぞり書きテキスト、アプリの活用
・読解問題などの音読は先生が行う
・読解問題の答えは、本文に線を引くだけでO K
・計算はiPadを活用
・プリントで計算をする場合には、筆算の補助線を引く
・書きたくない子は、タブレットでタッチするだけの学習アプリを活用 など
発達性ディスクレシアのお子さまの学習でお困りの場合は、京都市円町で運営している個別指導塾「ろすい塾」にご相談ください。